「とと姉ちゃん」好調キープ 第7週の週間平均視聴率は22・9%

[ 2016年5月23日 10:27 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務める高畑充希

 女優の高畑充希(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)の第7週の平均視聴率は22・9%(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)だったことが23日、分かった。7週連続して大台を突破した。

 週間平均は第1週21・7%。全156回を通じた期間平均23・5%で今世紀最高を記録した前作「あさが来た」の第1週平均20・3%を上回った。第2週以降は22・1%、第3週と第4週は共に23・1%、第5週は22・9%をマーク。第6週で自己最高となる23・2%を記録した。

 各日の番組平均は、16日23・2%、17日23・5%、18日22・2%、19日23・0%、20日22・5%、21日22・9%だった。

 昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描く。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子。

 朝ドラ通算94作目。ドラマ「怪物くん」「妖怪人間ベム」、映画「ガチ☆ボーイ」「信長協奏曲」、アニメ「TIGER&BUNNY」などで知られる西田征史氏(40)が脚本を担当。演出は大河ドラマ「軍師官兵衛」などの大原拓氏ほか。主題歌「花束を君に」はシンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(33)が書き下ろし。5年半ぶりに音楽活動を再開した復帰作となった。10月1日まで全156回。

 第7週は「常子、ビジネスに挑戦する」。昭和11年春。常子(高畑充希)は16歳になり、女学校最高学年となっていた。ほとんどの女学生が卒業を待たずに嫁ぐことが多い中、常子はひとり高給取りの職業婦人になるべく、職探しに没頭する。そんな折、新しい担任となる東堂チヨ(片桐はいり)と出会う。女性の自立をすすめる東堂は、常子に「青鞜」という一冊の雑誌を渡す。その影響は、将来に悩む鞠子(相楽樹)にも伝播(でんぱ)する。そこに、叔父・鉄郎(向井理)が現れ…という展開だった。

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2016年5月23日のニュース