宮崎美子 34年ぶり出演にしみじみ「こういう巡り合わせあるんだ」

[ 2016年5月2日 16:33 ]

NHK・BSプレミアムのBS時代劇「立花登青春手控え」試写会に登場した宮崎美子
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 俳優の溝端淳平(26)が時代劇初主演を果たすNHK・BSプレミアムの「立花登青春手控え」(金曜後8・00、連続8回)の試写会が2日、東京・渋谷の同局で行われ、溝端とともに共演の宮崎美子(57)らが出席した。

 藤沢周平氏の「獄医立花登手控え」が原作で、1982年に中井貴一(54)主演で放送された同名時代劇のリメークで34年ぶりのドラマ化。前作を探して見たという溝端は「今の中井さんとはまた別の清潔感があって、品があってという、誰もが信頼できてしっかりしているけど、どこかチャーミングさもあるという立花登像があった。若い時の中井さんにぴったりだなと思った」としながらも「自分なりに別物として新しく立花登像を作っていけたら」。中井とは映画「麒麟の翼」(12年)で共演しており、京都の撮影所では、別作品の撮影で来ていた中井と再会を果たせた。「会えたらいいな思っていたらお会いできた。何かわからないことがあったら聞いてねって言ってくださった。縁をすごく感じる」と話した。

 登のいとこ・ちえの母親の松江役を演じる宮崎は34年前のドラマでちえ役を演じていた。「34年たったんだなぁと1話の映像を見て、いろいろ感じることもあった。長くこの仕事を続けてこられたことで、こういう巡り合わせがあるんだなと。幸せをかみしめながら、登をイビったりしています」と感慨深げ。

 前作は中井のテレビデビューとなった記念作で、出世作でもある。宮崎は「今回はその当時の中井さんよりは年も上。溝端くんのキリッとした若々しいけど、しっかりとした覚悟を感じるような表情が、当時の中井さんとはまた違う。でも、どちらもマジメで、それがドラマの中に真ん中にドーンとシーンになっている」と初の時代劇に挑む主役を称賛した。自身が演じたちえ役の平祐奈(17)を「今回のほうが1000倍、何倍もかわいい」と絶賛しつつ、「DVDになっているので、ぜひ見比べてください。私はあまり見てほしくないけど」と照れくさそうに話し、笑いを誘った。

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