溝端淳平 初時代劇で「人助けなのに虐げられる」も「僕に近いかな」

[ 2016年5月2日 16:08 ]

NHK・BSプレミアムのBS時代劇「立花登青春手控え」試写会に登場した溝端淳平

 俳優の溝端淳平(26)が2日、都内で行われた13日にスタートするNHK・BS時代劇「立花登青春手控え」(BSプレミアム、金曜後8・00、連続8回)の試写会に共演の平祐奈(17)、宮崎美子(57)、高畑裕太(22)、古谷一行(72)らと出席した。

 藤沢周平氏の「獄医立花登手控え」が原作で、1982年に中井貴一(54)主演で放送された同名時代劇のリメーク。江戸・小伝馬町の牢(ろう)医者となった青年・立花登が主人公。鮮やかな推理と得意の柔術を武器に、牢の内外で巻き起こるさまざまな事件を解決しながら成長していく姿を描く。

 主演の溝端は初の時代劇出演。「初めての時代劇で京都での撮影も初めて。僕は関西人なので、京都の雰囲気にも早くなじむことができました。現場は和気あいあいとしていて楽しいですし、着物も自分の一部にもなってきた。あとちょっとですが、最後まで走り抜けたい」と意気込み。京都の撮影所での撮影にも「撮影所内に活気があって、ああいう緊張感はなかなか味わえない」と充実の表情を浮かべた。

 登は叔父の小牧家で居候をする身だが「登はこんなに一生懸命、獄医として真面目に人助けをしているのに、家ではすごく虐げられている。こんなにいい人なのに追い詰められているのは見ていておかしいし、その辺は実際の僕にも近いのかな。不運でついてない、空回りというか、ズッコけるところというか」と苦笑いを浮かべた。

 登と柔術道場の同輩を演じる高畑も時代劇初出演。溝端について高畑は「僕も時代劇は初めてなんですけど、頼りがいがある先輩。めちゃめちゃアクションがうまい」と褒めつつも、「緊張している中、面白おかしくイジってくださる。イジってくださるのは嬉しいんですが、イジリが過剰になってきている」と不満をポロリ。「家庭内で虐げられている鬱憤がこっちに回ってきているのかなと」と続け、笑わせた。

 そんな高畑について溝端も「高畑くんは全部に一生懸命、段取りから一生懸命」と称賛した。登が牢人と刀を持たず、柔術で戦うシーンは作品の見どころのひとつ。作品を見たという古谷は「剣じゃないからどうなるかと思ったけど、大変迫力がある。安心しました、立ち回りも成立してました」と大迫力のシーンに太鼓判を押していた。

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