福山雅治、香港・中国合作映画でW主演 監督はジョン・ウー

[ 2016年3月16日 15:00 ]

香港・中国合作映画「追捕 MANHUNT」に出演する福山雅治

 歌手で俳優の福山雅治(47)が、故高倉健さんが76年に主演した日本映画「君よ憤怒の河を渉れ」の原作再映画化作品に出演することが16日、分かった。

 映画は制作費約35億円を投じる香港・中国合作映画「追捕 MANHUNT」。映画「レッドクリフ」などで知られる世界的に有名なジョン・ウー監督(69)がメガホンを執り、福山と中国の俳優、張涵予(チャン・ハンユー=51)がW主演を務める。

 シーンによって、中国語・英語・日本語の3か国語のせりふが用意される予定で、高倉さんが演じた杜丘(もりおか)検事役(今作では杜秋=ドゥ・チィゥ弁護士役へ設定変更予定)を張が、故原田芳雄さんが演じた矢村(やむら)警部役を福山が演じる。本作はオール日本ロケで、今夏、大阪と九州で撮影予定。

 76年の映画「君よ憤怒の河を渉れ」は当時、中国でも上映され大ヒットを記録した。今回も日本、中国ともに大きな反響が期待される。ジョン・ウー監督は作品上のキーマン・矢村警部を演じる福山について「僕から見たこの人物は人情も義理も厚く、とても人間味のある役で、福山さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった」とコメントした。

 福山は「僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させて頂くという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で、心からやりがいを感じております」と意気込みを語り、「圧倒的存在感のあるお芝居をされる張涵予さんとご一緒できることも心から楽しみにしています。この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんで頂きながら、さらに、世界に発信できれば嬉しいですね」とアジア全体で注目される作品となることを願った。

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