存続直訴のキムタク なぜ今動いた?「25周年」ファンのためにも

[ 2016年1月16日 10:47 ]

「SMAP分裂危機」を報じた1月13日付のスポーツニッポン

 分裂危機の渦中にあるSMAPの木村拓哉(43)は15日、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)とメリー喜多川副社長(89)に電話をかけ「あいつらと一緒にやりたいです」と直訴した。

 渦中でも周囲の雑音に揺らぐことなく、目の前の仕事に全力で打ち込んできた木村。それがなぜ今、動いたのか。

 分裂危機が明らかになって以降「解散しないで」と訴える声は日増しに大きくなっている。ツイッターなどでは一部ファンが代表曲「世界に一つだけの花」のCD購買を呼び掛け、15日付オリコンデーリーランキングで100位圏外から9位に急浮上。さらに分裂騒動のニュースはNHKがトップで報じ、欧米メディアでも取り上げられ世界中を駆けめぐった。

 こうした事態に木村は自分たちだけのSMAPではないと痛感。特に今年は91年9月のCDデビューから25周年の記念イヤー。「自分のためとか、メンバーのためとかではなく、ファンのため」。そんな思いが木村を突き動かした。

 「ファンが楽しみにしてきた25周年。その最中に、こんなことになり申し訳ないという気持ちが強いようです」(関係者)

 こう着状態が続いてきた今回の分裂騒動。独立工作が動きだしてからの5カ月間どんな誘いの言葉にも揺らぐことのなかった男がついに動いた。まったく先が見えなかったSMAPの行方に初めて一筋の光が差した。

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2016年1月16日のニュース