文枝 春団治さんを繁昌亭から送り出す…ゆかりの赤い人力車用意

[ 2016年1月16日 10:30 ]

亡くなった桂春団治さんのポスターの前で、お別れ会について話す(左から)桂春之輔、桂文枝、桂福團治

 9日に心不全のため85歳で亡くなった3代目桂春団治さんのお別れ会について15日、上方落語協会会長の桂文枝(72)らが大阪市内で会見し、26日午前8時30分スタート(一般参列は同10時)の会場・天満天神繁昌亭に春団治さんゆかりの赤い人力車を飾ると明かした。

 関西では61年ぶりとなる落語専門の定席が復活した2006年9月15日、文枝が春団治さんを乗せて天神橋筋商店街を引っ張ってパレードした。「だから今度は繁昌亭からお送りしたい」。上方落語を支えた四天王で唯一、繁昌亭で落語を披露した春団治さんをその繁昌亭から送り出すという。

 副会長の桂春之輔(67)、筆頭弟子である桂福団治(75)らとの会見では「大きな試練だが、上方落語界の第2章の始まり。次は皆が頑張れという思いを託していただいた」と語り、春団治さんのように「後進の育成に命を懸けたい」と誓った。

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