「しくじり先生」昇格後も異例の人気 背景にオリラジ中田への支持

[ 2015年9月7日 10:30 ]

「しくじり先生」の人気に貢献する中田敦彦

 過去の失敗=しくじり、から人生哲学を学ぶという新感覚のバラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系、月曜午後8時)。深夜放送の好評を受けゴールデンタイムに進出した番組。深夜の時間帯からからゴールデンタイムに“引っ越し”した番組は「挑戦的でなくなる」「角がとれて、丸くなってしまう」など、とかく深夜帯だからあった勢いがなくなってしまうケースが多いのだが「しくじり」はゴールデン進出後でも熱く、挑戦的だ。

 データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象者3000人)によると「しくじり先生」の深夜放送時(14年10月2日~15年3月26日)の平均満足度は3・68(5段階評価、高満足度基準3・7)だが、ゴールデン昇格後(15年4月20日~)は3・72とアップ。多くの視聴者が見られる時間帯になれば、視聴者数が増えると同時にその評価も厳しくなるものだが、満足度が上昇するのは異例だ。

 内容を時間帯に合わせてマイルドにすることなく、深夜と変わらないスタイルを貫き、面白さを維持していることが数値アップの一つの要因といえる。加えて視聴者の感想に耳を傾けると、どうやらゴールデン進出後に始まった「しくじり偉人伝」を担当するお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦(32)が大きく貢献しているようだ。

 深夜放送時に全盛期時代を振り返り「天狗になりすぎた」と自らのしくじりを紹介した中田は、そのプレゼン力が買われ、エジソンやアインシュタインなど歴史に名を残し人物のしくじりを紹介するコーナー「しくじり偉人伝」の講師役として数回登場。その回の視聴者回答を見ると「オリラジのあっちゃんの授業は本当に見ていて面白いし、もっと見たいと思える!」(43歳・女性)「オリエンタルラジオ中田敦彦の、この番組での語り方やキャラが秀逸。熱い話し方につい聞き入ってしまう」(35歳・女性)「あっちゃん凄く分かりやすいし、聞いていて楽しい。こんな人が学校の先生だったら楽しいだろうに」(33歳・女性)など大絶賛。メーンの講師を食う勢いだ。

 視聴者の多くが大なり小なり失敗を経験して生きてきた。中田にしても例外ではなかった。自ら痛恨の過去があるだけに、他人のそれを茶化すことなく、愛を持ってプレゼンするからこそ、共感をされているのだろう。同じ内容でも伝え方で、印象は大きく変わる。失敗を経て、図らずも新境地を中田は開拓したのかもしれない。

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