佐藤隆太 鳥谷に夢託す!舞台「ダブリンの…」再演 前回は阪神V

[ 2015年9月5日 08:20 ]

舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」で主演のカビ人間を演じる佐藤隆太

 俳優の佐藤隆太(35)が4日、大阪市内で、主演舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」(11月13~15日、森ノ宮ピロティホール)の合同取材に応対した。熱狂的な阪神ファンで知られる佐藤は10年ぶりのV奪還のカギを握る選手として、鳥谷敬内野手(34)を挙げた。

 迷いはなかった。残り試合でのキーマンを問われると「僕はどの選手も好きなんですが」と前置きしながらも、「ずっとタイガース一筋でキャプテンマークを付けた鳥谷さんが凄く好きなんで。しかも、ほぼ同世代なんですよね」と続けた。

 佐藤は今年3月、ABCテレビの「虎バン」のスペシャルナビゲーターに就任した。初出演した3月21日の放送では鳥谷と対談している。その鳥谷は、夢の米大リーグ移籍か阪神残留かで悩み抜いた末に残留を決めた。だからこそ、「“チームを、キャプテンマークを付けて優勝に導きたい”とおっしゃっていた」ことが、その心に残る。

 阪神はヤクルト、巨人と激しい優勝争いを繰り広げている。佐藤も「座っているとしたら、立ち上がりたいのに“ああーっ”というような凄いデッドヒート」と容易に独走状態へ入れない戦いぶりを指して表現する。それでも東京公演(10月3~25日)の開幕までには「優勝しているでしょうし、気持ちいい形で舞台に向かいたいなと思います」と期待する。

 舞台「ダブリンの…」は05年以来、10年ぶり3度目の再演となる。その05年、阪神は前回のリーグVを果たしている。「ひとつの夢というものをグッとこらえながら、タイガースに残られた。そのタイガースでの夢が実現する瞬間を、僕も一緒に見届けたいと思います」。阪神ファンの、そして佐藤自身の夢を、キャプテン・鳥谷に託す。

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2015年9月5日のニュース