JR北海道 留萌線の一部廃止伝達、健さん映画ロケ地の増毛も

[ 2015年8月10日 15:06 ]

 JR北海道の島田修社長は10日、留萌線のうち留萌―増毛間を2016年度中に廃止する方針を、地元の留萌市と増毛町に正式に伝えた。経営悪化が続く同社は、利用客の少ない不採算路線の廃止を検討していた。

 増毛駅は、昨年死去した映画俳優高倉健さんが主演した映画「駅 STATION」のロケ地となったことで知られる。

 この日、島田社長が増毛町を訪れ、同町の堀雅志町長と留萌市の高橋定敏市長と面会し、伝達した。JR北海道は地元自治体の同意を求めており、今後、両自治体と協議を進めていく。

 JR北海道によると、留萌線は深川市と増毛町の全長66・8キロを結ぶ。そのうち留萌―増毛間は特に利用者が少ないという。

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2015年8月10日のニュース