「アラビアのロレンス」の俳優オマー・シャリフ氏死去

[ 2015年7月11日 00:25 ]

 AP通信によると、映画「アラビアのロレンス」や「ドクトル・ジバゴ」で知られるエジプトの名優オマー・シャリフ氏が10日、心臓発作のためカイロの病院で死去した。83歳だった。アルツハイマー病を患っていた。

 1932年、エジプトのアレクサンドリア生まれ。ロンドンの王立演劇アカデミーで学び、50年代からエジプト映画界で活躍、国民的俳優となった。

 「アラビアのロレンス」(62年)のベドウィン族長役でアカデミー助演男優賞候補となり、国際的に知名度を上げた。「ドクトル・ジバゴ」(65年)で主役ジバゴを演じた。

 アラビア語のほか英語、フランス語、ギリシャ語を話し、さまざまな国籍の役を務めた。キリスト教徒だったが、55年にエジプト有名女優でイスラム教徒のファーティン・ハマーマさんと結婚するためイスラム教に改宗。その後離婚した。(共同)

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