佐藤浩市「かなりのピンチ」救った“キムタク座長”に感謝

[ 2015年7月5日 18:40 ]

映画「HERO」完成報告会見に出席した佐藤浩市
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 俳優の佐藤浩市(54)が5日、東京・霞が関の法務省で行われた「SMAP」の木村拓哉(42)主演の映画「HERO」(監督鈴木雅之、18日公開)の完成報告会見に木村をはじめ、北川景子(28)、杉本哲太(49)ら共演者と出席。撮影中に見舞われた大ピンチを明かした。

 検察庁の城西支部を舞台に、型破りな検事、久利生(くりう)公平の活躍を描くフジテレビの大人気シリーズの映画第2弾。今作では、木村演じる久利生がある国の大使館に関連する事件を捜査することになる。

 佐藤は久利生と対立する外務省欧州局長・松葉圭介を演じている。城西支部の面々の中に囲まれて登壇したことに「映画からの参加なので、大変恐縮している。疎外感は感じないんですが、ちょっと距離感を持っていたいと思います」と申し訳なさそうにあいさつ。シリーズスタートから14年が経過し、確立した世界観に新キャストとして加わることに「大変ですよ。ドラマを見ていてもチーム力が伝わってくるものがあって、そこに入るのは緊張しますよ」と大ベテランながらも大きなプレッシャーを感じていたことを吐露した。

 その最たるものとして久利生らに説得されるシーンでのエピソードを告白。「緊張しすぎて、アレルギーで顔がボクシングのタイトルマッチで12回戦戦った後みたいになっちゃって、これはもう撮影ができないんじゃないかって思うことがあったんです。どうしたらいいかと思ったら、座長が知っている大学病院の系列病院があったので、そこで点滴の注射を打ったら、顔が治まって…。午前中は飛ばしたんですが、午後からは何とか撮影ができて、皆さんに迷惑をかけずにすんだ。かなりのピンチでした」とまさかの危機を明かし、「これも座長のおかげです」と主演の木村に頭を下げた。

 映画でもそのシーンが使われているというが「この数時間前にボクサーだったとはわからないと思います」とニヤリ。実際にそんな佐藤の姿を目撃したという八嶋智人(44)も「きょうは(撮影は)中止だと思いましたもん」と証言。あまりのヒドさに写真でその状況を抑えることも忘れるほどだったといい、佐藤は「そんな余裕もなかったぐらい。今だったらこんなだったと写真を出して1ネタにもなったのに…」と苦笑いを浮かべていた。会見には濱田岳(27)、正名僕蔵(44)、吉田羊(よう)、松重豊(52)、小日向文世(61)、角野卓造(66)らも出席した。

((了))

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