【デスノート】新設定に注目 窪田正孝が月、山崎賢人がLを熱演

[ 2015年7月5日 09:06 ]

「デスノート」第1話の1場面、夜神月を演じる窪田正孝(C)日本テレビ

 初の連続ドラマ化が話題を呼ぶ日本テレビ「デスノート」(日曜後10・30)は5日、スタートする。初回は午後10時から、30分拡大。

 原作は2003年12月から2年半「週刊少年ジャンプ」に連載された原作・大場つぐみ氏、作画・小畑健氏による「DEATH NOTE」。人気を博し、小説・テレビアニメ・ゲーム・舞台(ミュージカル)と幅広くメディア展開された。

 特に06年6月に前編、同年11月に後編が連続公開された実写映画は合計の興行収入が80億円を超えるヒット。それから9年が経ったが、藤原竜也(33)松山ケンイチ(30)による映画版の印象が強いだけに、今回の“チャレンジ”が注目される。

 顔を知る人間の名前を書けば、その相手を死に至らしめる「デスノート」をめぐり、ノートの所有者の大学生・夜神月(やがみ・ライト)と世界一の名探偵・Lの対決を軸に描くサスペンス。映画版で藤原が演じた月役は窪田正孝(26)、松山が演じたL役は山崎賢人(20)と若手注目株が抜擢された。映画版に登場しなかったLの後継者・ニア役は優希美青(16)が演じる。

 初回は、不意に空から舞い落ちたデスノートを手に入れた月が平和な世界をつくるために、と凶悪犯の命を次々に奪う。悪を葬る存在として、インターネット上で「キラ」と呼ばれ、英雄視される。Lは警察の捜査に協力し、キラのプロファイルを始める…という展開。

 ドラマ化にあたり、キャラクター像を変更。天才大学生の月は平凡な大学生に。何事もなく過ぎる毎日を望んでいた月がダークヒーローへと変貌していく様、そして、その裏にあるデスノートを使う代償=恐怖や苦悩を窪田が体現。「見た人がどう受け止めるか不安もありますが、やりがいの方が大きいです」と意気込んでいる。

 Lは甘いお菓子を過剰に食べるなどの奇行を抑え、天才ぶりに焦点。山崎も「新しいLを創造したい」と気合十分の熱演。NHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインの同級生役とは一味も二味も違う演技に驚かされる。

 月とLの頭脳戦は第2話以降に本格化するとみられる。新しい「デスノート」に期待したい。

 脚本はフジテレビ「バスストップ」「ムコ殿」、TBS「セーラー服と機関銃」「ROOKIES」「南極物語」などで知られる、いずみ吉紘氏(46)。演出は「家政婦のミタ」をはじめとした日本テレビの数々のドラマ、映画「マリと子犬の物語」「書道ガールズ!!」などで知られる猪俣隆一氏、映画「天使の牙B.T.A」のメガホンや映画「カイジ」のVFXスーパーバイザーなどで知られる西村了氏。

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