キムタク “ホーム”法務省での初会見に「光栄に思う」

[ 2015年7月5日 17:15 ]

<映画「HERO」完成報告会見>フォトセッションを行った重要文化財にも指定されている法務省旧本館の赤れんが棟

 「SMAP」の木村拓哉(42)が主演する映画「HERO」(監督鈴木雅之、18日公開)の完成報告会見が5日、東京・霞が関の法務省で行われ、木村をはじめ、北川景子(28)、杉本哲太(49)、佐藤浩市(54)ら豪華キャストが顔をそろえた。

 同省で映画イベントを行うのは史上初。映画の撮影でも同省を使用していることからまさにホームグラウンドに帰ってきた形でのお披露目。「作品の中でも法務省で撮影させていただいて、実際に弁護士なられる方、検察官になられる方がここを必ず通過して世の中に出て行く場所。今回の発表ができたことを光栄に思います」とあいさつした。

 検察庁の城西支部を舞台に、型破りな検事、久利生(くりう)公平の活躍を描くフジテレビの大人気シリーズの映画第2弾。今回の映画化について「正直、映画という形にしていただいたことには照れくさい」と話した木村。「久利生公平は雨宮舞子との出会いがあったり、地方に行ったりもするが、彼のスタンスどおりに、月日を過ごしてきただけの男。第2シーズンで城西支部に戻ってきて、自分が担当する交通事故がたまたま大使館で起きただけで、久利生がやっていることは何も変らない。映画になったのはうれしいんですが、半分照れくさい」と心情を吐露した。

 社会現象とも言われた第1シーズンの「HERO」から14年が経過。作品を見て検察官を目指し、すでに任官している人もいる。「本当に任官された検察官になられた方の中に、『HERO』という作品を見て、検察官になろうと思ったという方がいて、実際に法務省から巣立っていると聞いて、本当にやりがいを感じています。今回も出来上がった作品から何人が影響を受けてくれて、いろんなものを受け取ってくれて、皆さんの人生に関わることができるのかなとすごく楽しみにしています」と話した。

 会見では、歴史的建物で重要文化財にも指定されている同省旧本館の赤れんが棟前でのフォトセッションも実施。天候も心配されたが、撮影時間には雨も上がるラッキーにも恵まれ、木村も「この場所で写真が撮れたことに縁を感じる」と感慨深げだった。

 劇場版第2弾では、ある国の大使館に関連する事件を捜査した久利生が大使館や外交官に捜査権が及ばない「治外法権の壁」に阻まれ、かつてない危機に直面する。北川演じる事務官・麻木千佳をはじめ、第2シリーズの面々に加え、久利生と対立する外務省欧州局長役で佐藤が出演。さらに、第1シリーズのヒロインで、前作の劇場版(07年9月公開)以来となる松たか子(38)演じる雨宮舞子が8年ぶりに検事として復活することも大きな話題となっている。

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