井上真央 大河「奥御殿編」へ 女性ばかりの世界は「静かな怖さある」

[ 2015年6月11日 14:53 ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」奥御殿編取材会に出席した井上真央

 女優の井上真央(28)が主演するNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜後8・00)の7月12日スタートの「奥御殿編」のスタジオ取材会が11日、東京・渋谷の同局で行われ、井上をはじめ、田中麗奈(35)、松坂慶子(62)が出席した。

 夫・久坂(東出昌大・27)の死をきっかけに、名を美和と改め、毛利家の大奥で奥女中として務めることになる「奥御殿編」。毛利家の“大奥”、女たちの戦場で孤軍奮闘し、銀姫の息子で毛利元徳の摘男・元昭の養育係までにのし上がる姿が描かれる。田中は長州藩の藩主・毛利元徳の正室・銀姫役で、息子の養育係となる美和とともに激動の長州藩を支える女性を演じる。松坂は毛利敬親の正室で、大奥の“女帝”とも言える都美姫を演じる。

 「奥御殿編」で物語は新たなステージを迎える。井上は「美和はたくさんの女性たちに囲まれて新たな試練を乗り越えていきます。どのように乗り越えていくのかを見ていただきたい」とPR。これまでの男ばかりの現場とは打って変わって周囲は女性ばかり。「これまでは“国を変えるぞ!”を叫んでいた男性たちに囲まれていたので、まったく違う世界に来たなと。ただ、声は出さないけど、静かな怖さが奥の世界にはある。笑いながら厳しいことを言ったりする世界なので、ゾクッとしてしまうようなシーンもある。これは男性が多い現場ではなかったかな」とその変化を実感している。

 井上と松坂は映画「綱引いちゃった!」(2012年)以来の共演。「以前は親子役をやらせていただいて、その時はお互いジャージー姿で笑い合うような仲だったので、(再共演を)とても楽しみしていた」という井上。松坂が“大奥の女帝”という役どころで対立する立場にもなることから「このようにカツラを着けて、皆さんの先頭に立っている姿を見ると、あの時のことが不思議に感じられますね」としみじみ。それでも変わらない部分もあるといい、「スタートがかかった時と、カットがかかった時のギャップは変わらない。特に今回はそのギャップがある。慶子さんに癒やされています」。これには田中も「ギャップがたまらない」と同意した。一方、松坂は「真央ちゃんはとてもかわいらしいので、ついやさしく言ってしまって、もっと厳しくとダメ出しされてしまう」と苦笑い。「しっかり者で、正義感も強くて、頼りになる存在です。尊敬してます」と主役を褒め称えた。

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