がん治療中の坂本龍一「天から与えられた充電期間 大事にしたい」

[ 2015年5月30日 05:30 ]

札幌市の秋元克広市長(右)を表敬訪問し、記念撮影する坂本龍一

 中咽頭がんと診断され、ゲストディレクターを務めた「札幌国際芸術祭2014」で予定したコンサートに出演できなかった音楽家坂本龍一(63)が29日、札幌市の秋元克広市長を表敬訪問し「順調に回復しています」と病状を報告した。

 「仕事への復帰はもう少し先になりますが、まずは札幌市民のみなさまと関係者の方々におわびをしたく、訪札しました」とする市民向けメッセージを公表。療養について「天から与えられた充電期間だと思い大事にしたい」と語った。

 昨年7~9月に開催された芸術祭の開幕前にがんを公表。展示する作品やイベントの構成に携わっていたが、治療に専念するため札幌へは訪問できなかった。

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2015年5月30日のニュース