真矢ミキは“不思議キャラ”「話が合う人があまりいないんですよ」

[ 2015年5月24日 11:46 ]

白熱ライブ ビビット」でMCを担当する真矢みき

 女優の真矢ミキ(51)がなんともイイ感じである。舞台やドラマ、映画もこなし、この春からは初めて朝の情報番組の司会も担当。華やかな人生と思いきや、その笑顔の裏には意外な苦労も隠されていた。

 彼女のこの思いきりの良さは、一体どこから来ているのだろう。ヒントのひとつが、小中学校時代にあった。航空会社に勤務していた父親の仕事の都合で中学卒業までに8回転居した。

 「学校というと今でも黒板に書かれた名前を背に自己紹介している自分の姿を思い出します。最初はあいさつも下手だったのに、4校目、5校目になると上手になってました」

 行く先々の友達との出会いと別れ。それは「始まりがあれば必ず終わりが来る」の繰り返し。いつしか子供心に人生の「無常」を悟っていた。自分ではどうすることもできない幾たびの転校は、通り過ぎ行くものへの執着心よりも、知らぬ間に冒険心、探求心を育んでいたようだ。さらに、思わぬ楽しみも見つけた。

 「引っ越すたびに母親から地図を渡されて、それを頼りに1人で学校に行ったり町を歩いたりしてました。それがそのまま自分の趣味のようになっちゃったみたいです」

 忙しい日々の何よりの気分転換は、地図を広げて世界各地の地形を想像することだという。忘れられないのは、宝塚に入って初めての海外公演でハワイに行った時のこと。飛び立ったばかりの飛行機の窓から日本地図で見ていたそのままの景色が目の前に広がった。

 「思わず伊能忠敬が見たら何て言うだろうなんて考えちゃいました。地球上の海水がなくなったらどんな形が現れるんでしょうね。考えただけでも面白いです。でも話が合う人があまりいないんですよ」

 人気女優はちょっぴり“不思議キャラ”でもあった。

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