今井雅之2月の“ウソ”謝罪「あの時はがんに絶対勝てると思った」

[ 2015年5月1日 06:30 ]

涙をにじませ心境を語る今井雅之

 大腸がんを公表した俳優今井雅之(54)が30日、東京・初台の新国立劇場で記者会見し、医師から「末期がん」と告知されていたことを明かした。5月1日、同所で開幕の主演舞台「THE WINDS OF GOD」は降板、代役を立てた。

 2月の会見では「余命3日」と告げられて腸の手術を行ったことは明かしたが、「大腸が腐って、腸閉塞(へいそく)を起こして」などと話していた。これについては「ウソをついたことは本当にすみません。あの時は(がんに)絶対勝てると思ったので」と舞台本番までに克服したかった思いを強調し、「病には勝てなかったです」と続けた。舞台はこの日、最終稽古が行われ、代役は重松隆志(41)が務めた。

 ◇大腸がん 多くは腺腫と呼ばれる良性の腫瘍が悪性化して発生する。日本では、食生活の欧米化で増加傾向。発生頻度は高齢なほど高く、男性に多いとされる。症状は、血便、便通異常(便秘や下痢)、腹痛、腹部膨満、貧血など。早期に発見できれば、内視鏡手術や外科療法により完全に治すことができ、進行していた場合でも手術可能な時期であれば、他の臓器へ転移しても外科療法によって治すことが可能とされる。

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