孫・内田伽羅と初共演の樹木希林「一番頑張ったところが丸々カット」

[ 2015年4月6日 20:20 ]

映画 「あん」完成披露に出席した内田伽羅(左)と樹木希林

 女優・樹木希林(72)が主演する河瀬直美監督(45)の最新作「あん」(5月30日公開)の完成披露試写会が6日、都内のホールで行われた。

 同作には、樹木の推薦でオーディションを受けて抜てきされた孫で本木雅弘(49)・内田也哉子(39)夫妻の長女・内田伽羅(15)が出演。樹木が働くどら焼き店の常連の中学生役で、初共演を果たし「仕事をしている祖母を見るのは初めてだったけれど、あまりに普段と変わらず祖母らしいと思った。でも、家族として知っているので祖母の前でお芝居をするのは恥ずかしかった」とういういしい笑顔を見せた。

 関係者向けの試写には本木が観賞に訪れたそうで、河瀬監督は「“伽羅の今しかないところを刻んでいただき、ありがとうございます”と言われ、うれしかった。粘り強くて、存在がしっかりしている。昨年の春から初頭までの、14歳の危うい時代がものすごく克明に出ていると思う」と満足げ。どら焼き店の雇われ社長として共演した永瀬正敏(48)も、「皆、ビックリするくらい最初とラストで表情が全然違う。今後が楽しみ」と期待を寄せた。

 内田は、本木から「頑張ったね。自然に芝居ができてとても良かった」と褒められたことを照れながら告白。だが、樹木は「あまり親しくならないように、側にいないようにしていた」そうで、「でもねえ、雨の中で一番頑張ったところが丸々カットだったのよねえ」と暴露し、会場の爆笑を誘うとともに河瀬監督を苦笑させていた。

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