田代まさしさん ASKAと対面「僕なりの思いは届けた」

[ 2015年3月18日 18:24 ]

著書「マーシーの薬物リハビリ日記」出版記念イベントで会見を行った田代まさしさん

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)で逮捕され、昨年7月に出所した元タレントの田代まさしさん(58)が18日、東京・阿佐ケ谷の阿佐ケ谷ロフトAで著書「マーシーの薬物リハビリ日記」の発売イベントを開催。イベント前に出所報告会見として約5年ぶりにメディアの取材に応じた。

 田代さんは覚せい剤取締法違反の罪で2002年2月に執行猶予付きの有罪判決、05年2月に実刑判決、11年7月には懲役3年6月(求刑懲役4年)の実刑判決が下された。そんな薬物の怖さを問われ、「毎回今回で辞めようと思っていたけど、自分の意志とかが役に立たないというのが薬物の怖さ。何回も事件を起こして、いろんな人に迷惑をかけて、すべてをなくて、そんな思いをしてもまた薬物に走ってしまう。物とか見せられると一回だけならと脳が動いてしまう」と話した。

 現在、田代さんがスタッフとして働く薬物依存症リハビリ施設「日本ダルク」では覚せい剤取締法違反などの罪で有罪が確定した歌手ASKA(56)もリハビリを行っていた。「昨年の9月か、10月」に田代さんも直接、ASKAと対面したという。

 「一番ASKAさんに近い所に僕がいると思ったので、僕なりの思いは届けた。彼がどのように受け止めているかはわからないが、また手を出してしまおうと思った時に僕のメッセージを思い出してくれればいい」。ASKAには「音楽をやっていて、そういうものに頼るのはよくあること。薬をやったことに対しては気持ちがわかるけど、使わなくても幸せだと思うことはいっぱいある。過去を変えられないけど、生き方を変えられえば、未来は待っていてくれる」と伝えたといい、その言葉にASKAはただうなづいていたという。

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2015年3月18日のニュース