「ろくでなし子」釈放要求 女性器作品「わいせつではない」

[ 2014年12月22日 18:32 ]

 「ろくでなし子」名で活動し、女性器をかたどった作品を陳列したとしてわいせつ物陳列の疑いなどで警視庁に逮捕された漫画家五十嵐恵容疑者(42)は22日、東京地裁で開かれた勾留理由開示の法廷で「作品はわいせつではない」と釈放を求めた。

 安藤範樹裁判官は、わいせつかどうかは捜査記録や過去の裁判例に基づいて判断すると説明し、「捜査への対応を見ると、証拠隠滅や逃亡の恐れがある」と勾留の理由を述べた。

 五十嵐容疑者は意見陳述で「事実関係を争っていない。ブログなどで自分の活動を宣伝しており、証拠隠滅のしようがない」と主張。女性器や男性器を示す単語を何度も口にしたため、裁判官が数回制止し、「表現を工夫しないと陳述を制限する」と注意した。

 五十嵐容疑者は3日、「北原みのり」の名前で活動する女性作家(44)=処分保留で釈放=が経営する都内のアダルトショップでわいせつ物を展示した疑いや、女性器の3Dデータを送付した疑いなどで逮捕された。7月にも同様の容疑で逮捕後、処分保留でいったん釈放されており、逮捕は2回目。

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2014年12月22日のニュース