肺がん闘病中の三五十五 車椅子で舞台登場「早く完全復帰を」

[ 2014年12月22日 05:30 ]

闘病生活を語る電撃ネットワークの三五十五

 パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」が21日、都内で公演を行い、昨年7月に肺がんを公表し闘病中の三五十五(52)が約1年半ぶりに舞台に登場した。

 車椅子姿ながら顔色はよく、少し手を動かしにくそうにしつつ、ポーズの要求にも応じた。がん宣告を受けた際は余命1週間と言われたことを明かし「当時は生死をさまよっているのか、モルヒネの幻覚なのか分からないような状態。まさかこんなにも良くなるとは思っていなかった」と声を絞り出すように語った。

 がんは脳に転移。現在も肺と脳にがん組織がある状態で、目はほとんど見えず、歩行もままならない状態という。それでも、都内の病院でリハビリに励み、月に1回程度、外出許可をとって野球見物などをできるようになった。「せめて足だけでも治して、一刻も早く完全復帰を」と力を込めた。

 リーダーの南部虎弾(63)は「今も元気とはとても言えない。でもこういう場に来て、頑張れと声を掛けてもらうことが力になる。万全にほど遠いままにさせておくわけにもいかないんで、一緒に奇跡へと歩んでいきたい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月22日のニュース