栩内被告、無罪主張「信じていただきたい」判決は来年1・13

[ 2014年12月18日 05:30 ]

栩内香澄美被告=5月撮影

 覚せい剤取締法違反などの罪で有罪が確定した歌手ASKA(56)の愛人で、同法違反(使用)罪に問われた栩内香澄美(とちない・かすみ)被告(37)の第7回公判が17日、東京地裁で開かれた。

 弁護側は最終弁論であらためて無罪を訴え、「被告人は有名人のASKAと知り合い、自らの存在感を実感できる至福の時を過ごした。見返りを求めず、(ASKAが)歌手として大成していくことに喜びを感じていた」などと主張。ASKAの証人出廷が認められなかったことについては「裁判所が真実の発見を拒否したことは遺憾の極みだ」と地裁の判断を批判した。

 栩内被告が就寝中などにASKAが覚せい剤を体内に入れた可能性があることをあらためて訴え、栩内被告は涙ながらに弁論を聞き入った。最後には「私は自分の意思で覚せい剤を使用したことはありません。今までお話ししたことを信じていただきたいと思います」と意見陳述し、結審した。判決は来年1月13日に言い渡される。

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2014年12月18日のニュース