民放3社が増収増益 広告持ち直し

[ 2014年11月6日 20:06 ]

 在京民放5社の2014年9月中間連結決算が6日、出そろった。視聴率が好調だった日本テレビホールディングスとテレビ朝日ホールディングス、テレビ東京ホールディングスの3社は、広告収入の持ち直しを背景に増収となった。純利益は5社とも増益を確保した。

 日本テレビは、アニメ制作会社のタツノコプロの買収も寄与し、売上高が前年同期比4・2%増の1703億円。テレビ朝日の売上高は、5・6%増の1385億円だった。テレビ東京は、番組と番組の間に流すスポット広告が想定を上回り、増収になった。

 フジ・メディア・ホールディングスとTBSホールディングスは、前の年と比べて大型イベントが少なく減収につながったが、関連する会社の会計処理や保有株の含み益が業績を押し上げ、増益につながった。

 15年3月期連結決算の見通しは、TBSを除く4社が増収を見込む一方、日本テレビ以外の4社が増益と予想した。

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