渡辺淳一さんお別れの会に865人…好色エピソードで弔辞

[ 2014年7月29日 05:30 ]

渡辺淳一さんお別れの会で献花をした北方謙三氏

 4月30日に前立腺がんのため80歳で他界した直木賞作家の渡辺淳一さんのお別れの会が28日、東京・帝国ホテルで営まれ、作家や俳優ら865人が参列した。

 遺影は、約5年前に撮られたもので自然な笑顔で渡辺氏らしいと家族が選んだもの。祭壇は高さ2・7メートル、幅9メートルで本をイメージして作られたという。

 弔辞を読み上げた30年来の仲という作家の北方謙三氏(66)は「女性のいない酒場で飲むのは不毛だという意見で一致した」と渡辺氏の好色家のエピソードを披露。一方で「小説は決して頭で書くな、という言葉は忘れません」と“大先輩”からの教えを胸に誓っていた。

 また、作家の林真理子氏(60)は「(渡辺さんの死で)文壇というものはなくなってしまうのではないでしょうか」と危機感を明かし、「渡辺淳一という人にみんな魅了されていた」と故人をしのんだ。

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