ひとり博文、初大河「自信ない」も会見では堂々の“主役”

[ 2014年7月12日 05:30 ]

花燃ゆ」出演者発表で会場の笑いを誘う劇団ひとり(右)。左は瀬戸康史、手前は優香

 女優井上真央(27)が主演する来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の出演者11人が11日、東京・渋谷の同局で発表された。初代総理大臣となる伊藤博文役には、大河初登場のお笑いタレント劇団ひとり(37)。「うまくやっていく自信がないけど頑張ります」と抱負を語った。

 「花燃ゆ」は幕末の志士、吉田松陰の妹・文(ふみ)の生涯を描く。博文は松陰が主宰した松下村塾の塾生で、文も頼りにする存在だ。

 伊勢谷友介(38)、高良健吾(26)、東出昌大(26)らの出演が発表済み。ひとりは「プロデューサーに“イケメン大河なので(出演を)お願いしました”と半笑いで説明された」と悔しそうに語った。

 小説家、映画監督など多彩な才能を発揮。本業では一人コントが得意で、その演技力が評価され、多数の映画やドラマに出演してきた。

 「(大河の)オファーに驚きました。まして大役。僕がやっていいのかと思ったら、スタッフから“伊藤博文は意外とチャラチャラしている部分があるんで大丈夫”と言われたんで引き受けました」と説明。これに対し、土屋勝裕チーフ・プロデューサーが「チャラチャラしているんじゃなくて、人たらしの部分がある。心のイケメンです」と必死にフォローした。

 井上とは11年の映画「八日目の蝉」などで共演。井上がみずほ銀行のCMに出演していることを引き合いに出し「僕のメーンバンクの広告をされている。全財産を預けるぐらい信頼しています」と持ち上げたが、井上からは「目も合わせてくれない。これを機に心を開いてください」と厳しい注文。会見でひとりは終始、笑いの起点となり、まずは容姿より弁舌でアピールした。

続きを表示

2014年7月12日のニュース