「私の男」二階堂ふみ NYで“新星賞”流ちょうな英語で喜び 

[ 2014年7月12日 14:15 ]

「私の男」のヒロインを演じ、ニューヨーク・アジア映画祭の初代ライジング・スター賞を受賞した二階堂ふみ(C)Mayumi Nashida

 モスクワ国際映画祭グランプリを受賞した「私の男」(監督熊切和嘉、公開中)のヒロインを演じた女優の二階堂ふみ(19)がニューヨーク・アジア映画祭の初代ライジング・スター賞を受賞。現地時間9日、リンカーンセンター ウォルター・リード・シアターで行われた授賞式に出席した。

 桜庭一樹氏(42)の直木賞受賞作を原作に、震災孤児の少女・花(二階堂)と彼女を引き取った遠縁の男・淳悟(浅野忠信)との「禁断の愛」を描く問題作。

 「皆さん、こんにちは。日本から来た二階堂ふみです。このような賞を頂けて光栄です。ニューヨークは私にとって特別な街です。少し前に2カ月ほど滞在していましたし、私の好きな俳優であるスティーブ・ブシェミやエイドリアン・ブロディの故郷で、偉大な映画監督ジョン・カサヴェテスもここニューヨークで多くの作品を撮っているからです」と流ちょうな英語を披露した。

 「本作『私の男』との出会いは運命的なものでした。熊切監督と初めて会った時、何か特別なものと恋に落ちた気持ちになりました。それ以来、ずっと監督と魂のこもった作品をつくりたいと思っていました。この年齢だからこそ撮れるものだった、という意味でも非常に私にとって重要な作品になっています。タブーを破っている点においても、とても印象的な作品だと思います。熊切監督、浅野さん、他の出演者・スタッフの皆さん、家族、ファンの皆さんに感謝します」と200人の観客を前に、英語だけのコメント。喜びを語った。

続きを表示

2014年7月12日のニュース