小籔 無断撮影に怒り「公人?絶対違う」24時間芸能人に反論

[ 2014年7月11日 09:55 ]

小籔千豊

 吉本新喜劇座長の小籔千豊(40)が11日、フジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)に生出演。昨今、議論を呼ぶ「芸能人に対する無断撮影」に激しい怒りを示した。

 出演者が話し合う「NONSTOP!サミット」の企画。「一般人からの無断撮影、我慢すべき?」のテーマに、千秋(42)は「我慢しない。嫌なものは嫌」、山路徹氏(52)は「芸能人なんだから、しようがないでしょ」、松居一代(57)は「芸能人は公人ですから、当然です」と立場を表明。

 小籔は「松居さんの『芸能人は公人だ』発言。これは絶対、違うと思います。僕たちは公のお金でメシ食ってるわけではありません」「VTR中にありました、芸能人やねんから撮られてもええやん。そうしたら、きれいな女の人の乳、触ってもええんかいう話ですよ。女の人やねんから、触られるぐらいの方がいいんじゃないの、人気あるていうことや。一緒や」などと持論を展開した。

 松居は「ありがたく感謝して撮られるべきです。無断でも?当然(OK)ですよ。24時間OK」と寛容。MCの「バナナマン」設楽統(41)は「小籔さんの熱量まで反対ではないし、松居さんほど寛容ではない。ケース・バイ・ケースだとは思うんですよね」と冷静に語った。山路氏は「芸能人はプライバシーが侵される職業的リスクがある。芸能人はみなし公人というくくりになるんですよ。芸能人は不特定多数を相手に仕事をしていて、現実的には相手を選べるわけがない。ガタガタ言っていたら、商売にならないでしょ。自分のプライバシーを守るのもリスク管理」と解説した。

 小籔は声を掛けられ、時間があれば「基本的には(写真を)撮ります」。無断撮影に「歯止めをかけないと」と力説した。

 「芸能人は24時間、芸能人。芸能人っていうのは、人に自分を売るのが商売ですから。誰にも知られないのじゃ、芸能人にならないので。24時間、人に見られているんだから。嫌なら芸能人を辞めればいい」という街の声に対しては「パン屋さんは24時間パン屋さんやねんから、どこでも小麦と卵、渡されたら、パン作らなアカンと言われているのと一緒ですよ」と反論した。

 「握手や写真は試供品なんですよ。試供品配ってない会社に乗り込んで『あんたのところ、化粧品会社やねんから、試供品配らんかい。オレに試供品くれ』『嫌です』『なんでやねん。商売のやり方、下手やねん』って言ってるのと一緒なんですよ」と語気を強めた。

 歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(21)が6月15日、許可なく写真を撮るファンに対し、ツイッターで苦言を呈し、大きな反響を呼んだ。

 その後も歌舞伎俳優の市川海老蔵(36)が6月21日、ブログで「荷物が多い私たちに扉を開けてくれたおばさんがしばらくして許可なく携帯でパシリ。勝手に写真はどうなんだろ…優しくされた分すこし悲しかったかなと…」、タレントのダレノガレ明美(23)が今月4日、ツイッターで「電車で盗撮されてTwitterに載せられた。犯罪ですよ!街、電車内での盗撮やめてください」と“被害”を報告していた。

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2014年7月11日のニュース