浜田麻里 30周年の挑戦 ヘビメタ&クラシック融合ライブ

[ 2014年7月3日 06:10 ]

都内のスタジオで意気込みを話す浜田麻里

 ロック歌手の浜田麻里(51)が、日本フィルハーモニー交響楽団と共演し、ヘビーメタルとクラシックを融合させるライブを行う。「フルオーケストラによる初めてのコンサート。凄く光栄ですし、シンガーとしての実力を試されるステージにもなるので全力で臨みます」と話している。

 公演は8月31日と9月7日の2日間。会場はクラシックコンサートに適した東京芸術劇場(豊島区)。オーケストラ専用に造られた「大ホール」で歌う。また9月3日には大阪の名門、日本センチュリー交響楽団との公演をフェスティバルホール(北区)で行う。

 指揮と音楽監修は、海外オーケストラとの共演経験が豊富で、NHK大河ドラマ「太平記」「秀吉」などのテーマ曲でタクトを振った大友直人氏。85年の初シングル「Blue Revolution」やヒット曲「Return to Myself~しない、しない、ナツ。」などが、荘厳なオーケストラアレンジで響きわたる場面が期待される。

 ハードロックやヘビーメタルと、クラシックの共演舞台は1969年に英バンド「ディープ・パープル」が行ったのが元祖とされ、米バンド「メタリカ」も99年に実現。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と独バンド「スコーピオンズ」の00年の共演も世界的に知られるが、日本では珍しい。

 浜田は4月にデビュー30周年ツアーを成功させた。次の大きな節目に向け、最初の1年を新たな挑戦でスタートさせることになり「音楽的にカテゴライズされるのは好きではないので、手始めに大友さんとこういう形でできることは、私にとって最高のスタートになりそうです」と意気込んでいる。

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