斎藤晴彦さん通夜 森公美子号泣…「演劇魂をたくさん頂いた」

[ 2014年7月3日 05:54 ]

斎藤晴彦さんの祭壇。遺影は2010年の公演で歌っている際のもの

 6月27日に心不全のため死去した俳優の斎藤晴彦さん(享年73)の通夜が2日夜、東京都新宿区の千日谷会堂で営まれた。

 舞台やテレビ番組など幅広く活躍した故人をしのび、85年に日本テレビ「今夜は最高!」にそろってゲスト出演した和田アキ子(64)、ミュージカル「レ・ミゼラブル」で共演した夏木マリ(62)ら約500人が参列。森公美子(54)は「演劇魂をたくさん頂いた」と号泣した。

 遺影は10年4月、所属した劇団黒テントの公演「平成派遣版窓ぎわのセロ弾きのゴーシュ」で主演し歌っている写真。劇団関係者が「明るく本人らしい」と選んだ。棺には劇団員の寄せ書きなどが納められた。会場では出演したテレビ番組の映像や、85年にKDD(現KDDI)のCMで話題になった「トルコ行進曲」の替え歌が流された。

 亡くなる前日まで稽古に参加していた同劇団の10月の公演について、劇関係者は「まだ決まっていないが、遺志を継いでやると思う」と話した。

 無宗教のため戒名・法名はない。告別式は3日午前11時から同所で。女優渡辺えり(59)、演出家串田和美氏(71)らが弔辞を読む。

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