福島県「美味しんぼ」に怒り&憤り「断固容認できず 極めて遺憾」

[ 2014年5月12日 10:12 ]

 主人公らが東京電力福島第1原発を訪問後に鼻血を出す描写が議論を呼んでいる漫画「美味しんぼ」(雁屋哲・作、花咲アキラ・画)に対し、福島県は12日、公式サイトを更新。「総じて本県への風評被害を助長するものとして断固容認できず、極めて遺憾」と怒りの見解を発表した。

 問題の描写は、漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)4月28日発売号と5月12日発売号に「福島の真実編」として掲載された。

 福島県は「作中に登場する特定の個人の見解が、あたかも福島の現状そのものであるような印象を読者に与えかねない表現があり、県内外の多くの皆さまに不安と困惑を生じさせており、県としても大変危惧しております」と切り出し、これまで全県民を対象とした「県民健康調査」「甲状腺検査」「ホールボディカウンター」などの取り組みを実施したことを強調。

 県産農林水産物についても「農地等の除染」「米の全量全袋検査などの徹底したモニタリング検査」などにより「市場関係者や消費者の理解が進むとともに、観光分野においても、観光客入込数が回復傾向にあるなど、ようやく本県への風評も和らぎつつある状況に至ったところ」だった。

 その上で「美味しんぼ」の表現は「福島県民そして本県を応援いただいている国内外の方々の心情を全く顧みず、深く傷つけるものであり、また、本県の農林水産業や観光業など各産業分野へ深刻な経済的損失を与えかねず、さらには国民及び世界に対しても本県への不安感を増長させるものであり、総じて本県への風評被害を助長するものとして断固容認できず、極めて遺憾であります」と憤りをあらわにした。

 小学館側は「週刊ビッグコミックスピリッツ」5月19日発売号と公式サイトに、識者の見解や批判を含む意見を集約した特集記事を掲載する予定。

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