永井一郎さん最後の波平は主役の巻で締めくくり「バカモ~ン!」なしでお別れ

[ 2014年2月9日 19:00 ]

永井一郎さん

 先月27日に亡くなった声優の永井一郎さん(享年82)が波平の声を演じたアニメ「サザエさん」(フジテレビ、日曜後6・30)が9日オンエアされ、永井さんの声としては「最後の波平」の放送となった。

 この日は「新聞を読んだタマ」「編み物の季節」「波平、親切騒動」の3話。波平が主役の巻でお別れとなった。

 波平が婦人の荷物を持ち、一緒に駅まで走ったことがカツオの学校で話題になるが「親切は自慢するもんじゃない」。酒屋さんが警察官から「波平に特徴が似ている」と“事情聴取”を受けるが、これは、ある日の夜、酔っぱらいを背負って交番まで運んだ“親切”がもとだった。波平の親切が心に染みた。

 最後に道案内をするが、目印に教えた広告塔のネオンは最近消え、次に教えて自転車屋は移転。「うっかり道も教えられんわ」が最後のセリフになった。

 「新聞を読んだタマ」でカツオを叱るシーン、「…親切騒動」で自身を茶化すカツオやワカメを「いい加減にせんか」と怒る場面があったが、名調子の「バカモ~ン!」はなかった。

 永井さんは中国放送「世界が知りたいニッポンの技~美と食の匠たち…ひろしま篇~」のナレーション収録のため、広島市を訪問。先月26日午後に仕事を終えてホテルに宿泊。翌27日のチェックアウト時刻を過ぎても部屋から出なかったため、従業員が様子を見に行くと、永井さんが浴槽で倒れていた。所属事務所は、虚血性心疾患で亡くなったと発表した。

 1969年10月の「サザエさん」放送開始から44年間、磯野家の主・波平の声を担当。「バカモ~ン!」と叱る、威厳と温かみのある父親像で多くの人に愛された。先月23日に都内のスタジオでアフレコに参加。フジテレビによると「特に変わった様子はなかった」という。 

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