島倉さん 最期まで歌手活動に意欲 がんと闘い新作録音も

[ 2013年11月9日 00:03 ]

島倉千代子さん死去

 レコード会社、日本コロムビアの原康晴社長らが8日、東京都内で記者会見し、島倉千代子さんが肝臓がんで入退院を繰り返しながら新曲を録音するなど、最期まで歌手活動に意欲を燃やしていたことを明らかにした。

 同社によると、島倉さんは女性マネジャーが見守るなか、眠るように息を引き取ったという。

 肝臓がんの発症は3年前。周囲に病気を知らせず、最後のステージとなった今年6月の宮崎県でのコンサートには入院先から会場に向かった。

 新曲は再来年のデビュー60周年に向け、島倉さんが南こうせつらに依頼した。曲名は「からたちの小径」。10月中旬に一時退院し、今月6日に再入院するまでの間に、自宅で録音したとみられる。

 原社長は「昭和を代表する偉大な歌手の一人。社員全員の母のような存在だった」と惜しんだ。

続きを表示

2013年11月9日のニュース