高嶋ちさ子 世界文化遺産の上賀茂神社で野外コンサート

[ 2013年10月6日 09:18 ]

世界文化遺産の京都・上賀茂神社で野外コンサート」を行った高嶋ちさ子

 ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子(45)が5日、京都・京都市の上賀茂神社(賀茂別雷神社)で野外コンサートを開いた。

 これは秋の京都で20年以上親しまれてきたクラシックコンサート「JR東海 presents 都のかなで」にゲストに招かれ、高嶋がプロデュースする「12人のヴァイオリニスト&ピアニスト・近藤亜紀と共にクラシックコンサートを行うことになったもの。

 神社で野外コンサートを開くのは初めてで、「今日は朝から雨が降っていたので、ルーシーを使おうかどうか迷いましたが、世界文化遺産でコンサートをやらせていただけるのは滅多にないことですし、来てくださった皆さんに最高の音をお届けしたいなと思い、この愛器を使うことにしました」と、数億円する愛器・1736年製ストラディバリウスで演奏。

 2回公演に各回ペア500組1000人、合わせて1000組2000人、それに東日本大震災で被災し、京都府に避難している100人を招待し、「このような素晴らしい場所で演奏させていただけるということで非常にうれしく、感謝の気持ちでこの舞台に上がっております。今日の舞台は、われわれを絵に例えるならばこの額縁があまりにも素晴らしく、世界文化遺産という舞台に身を置かせていただいて、その品格に負けないように全力で美しい音楽を奏でていきたいなと思います」とあいさつ。

 「アヴェ・マリア」(シューベルト作曲)や、主催者側のリクエストに応えて「ジブリ・メドレなどアンコールを含めて全10曲を演奏した。

 由緒ある神社で演奏して、「いつも弾いているコンサートホールの美しい響き、反響はありませんが、この自然の中、そしてこの素晴らしい空間にいるので、気持ちの問題としていつもよりすてきな演奏ができ、気持ちよくさせていただけました」と満足そうな笑顔を見せていた。

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