矢田弘さんに米エミー賞 特殊メークに高評価

[ 2013年9月17日 11:10 ]

 米テレビ界最高の栄誉、第65回エミー賞のスタッフ関連部門の各賞が15日、ロサンゼルスで発表され、堺市出身の特殊効果アーティスト、矢田弘さん(48)が制作に参加したテレビ映画「恋するリベラーチェ」(HBO)が特殊メーキャップ賞を受賞した。

 矢田さんが所属するハリウッドのスタジオによると、矢田さんは同作で、俳優のマット・デイモンが演じた主役の1人が整形手術を受けて顔が変化した様子を表現し、高い評価を受けた。

 矢田さんは16日、別の映画の撮影で滞在中のロンドンで、共同通信の電子メールによる取材に応じ「僕を起用してくれた特殊効果のデザイナーに感謝したい。とてもうれしい」と述べた。

 矢田さんは大阪府立高石高校を卒業後、米映画界にあこがれて渡米。特殊メークを学び、現在はハリウッドで活躍している。これまでにも数回エミー賞の候補となったが、今回初めて受賞した。

 「恋するリベラーチェ」は、日本では11月に劇場で公開予定。(共同)

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2013年9月17日のニュース