「半沢直樹」35・9%、瞬間最高40%超!最終回でミタ超えなるか

[ 2013年9月17日 10:05 ]

TBSドラマ「半沢直樹」で主演する堺雅人

 堺雅人(39)主演のTBS系連続ドラマ「半沢直樹」(日曜後9・00)の第9話が15日に放送され、平均視聴率が35・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。第9話は10分拡大で放送され、瞬間最高視聴率は午後9時57分の時点で40・1%で、初めて40%の大台を超えた。

 関西では平均36・7%で、瞬間最高は42・6%にまで達した。

 3週連続で30%を超えたのは、01年放送の「SMAP」の木村拓哉(40)主演のフジテレビ系連続ドラマ「HERO」以来、12年ぶりの快挙となった。初回から一度も数字を落とすことなく、9話まで上昇し続けたのも前回同作が記録した8週を抜き、1989年以降、民放の連続ドラマで史上初となっており、まさに記録づくめ。

 今年放送されたドラマではもちろん最高。全番組の中でも「サッカーW杯アジア地区最終予選 日本対豪州戦」(6月4日放送)の38・6%に次いで、2番目となった。

 初回19・4%(7月7日)で上々のスタートを切り、第2話(7月14日)で今期の民放ドラマ最高の21・8%とし、第3話(7月28日)で今年放送されたドラマで最高の22・9%を記録。第4話で27・6%(8月4日)、第5話(8月11日)と第6話(8月25日)で29・0%と大台目前で足踏みしたが、第7話(1日)では30・0%と初めて大台を超え、第8話(8日)で32・9%、第9話でさらに上昇した。9話までの平均は26・9%。

 直木賞作家、池井戸潤氏の人気小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」の初の映像化。4月に女優の菅野美穂(35)と結婚した俳優の堺は既婚者となってから初のドラマ。堺が演じるのはバブル期に入行し、上司に啖呵(たんか)を切って間違いを指摘する真っすぐな性格を持つ銀行員・半沢直樹。“敵”を追い詰める攻撃的な顔と、部下や家族への優しい顔の両面を持つサラリーマンのヒーローのような主人公の活躍が評判を呼び、「やられたらやり返す。倍返しだ!」という決めゼリフとともに、もはや社会現象化している。

 半沢を明るく爽やかに支える妻・花役を上戸彩(27)が演じている。上戸も昨年9月にEXILEのHIRO(44)と結婚後初の連続ドラマ出演で、堺と上戸は同局の「ひと夏のパパへ」(03年)以来10年ぶりの共演。そのほかの共演は、敵役となる常務役の香川照之(47)をはじめ、北大路欣也(70)、及川光博(43)、滝藤賢一(36)、片岡愛之助(41)ら。

 第9話は、近藤(滝藤)は、タミヤ電機を隠れ蓑にして大和田常務(香川)の妻・棚橋貴子(相築あきこ・46)が3千万円もの融資を受けていたことを突き止める。大和田を追い詰める証拠として、半沢は近藤に田宮社長(前川泰之・39)の証言を取るように依頼する。一方、金融庁の最終調査が二日後に迫る中、半沢は起死回生の伊勢島ホテルの再建策を大和田の邪魔に合わぬよう、極秘裏に進めていた。半沢から再建案の提案された湯浅社長(駿河太郎・35)は苦渋の決断を迫られることに。湯浅からの連絡を待つ半沢だが、調査当日になっても連絡はなく…という展開だった。

 次回はいよいよ最終回。11年放送の日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」の最終回に記録した40・0%、さらには00年放送の同枠ドラマ「ビューティフルライフ」の最終回41・3%をも超えられるのか、大いに注目される。最終回は25分拡大で放送される。

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2013年9月17日のニュース