三笠優子 退院後初ステージで元気アピール 新曲ヒットに意欲

[ 2013年9月5日 19:00 ]

退院後初のステージで元気に歌う三笠優子

 新曲「望郷よされ」が好調のベテラン演歌歌手・三笠優子(64)が5日、「秋の全国交通安全運動」(21~30日)に先がけて東京・北区赤羽で開催された「交通安全北区民のつどい」にゲスト出演し、退院後初のステージを務めた。

 6月15日に「肝機能障害」のため緊急入院し、7月13日に退院。同10日の新曲発売時期と重なり、すぐに活動を再開する予定だったが、衰弱により復帰できず、やむなく8月末までのスケジュールをすべてキャンセルした。その間、通院しながら体力づくりとボイストレーニングに励み、復帰した。

 約650席の会場は満席の中、「実はドキドキしているんです。ちょっと体調を崩しまして、3カ月ぶりの(退院後)初めてのステージなんです。ですから、メークをするのも衣装を着るのも歌を歌うのも初めてでございます。私も皆さまの笑顔に負けないように一生懸命歌います」と笑顔であいさつ。

 「望郷…」をはじめ「夫婦橋」「夫婦舟」など全8曲を元気いっぱいに歌い上げた。

 最後に「デビューする前に結婚していた私の夫が、交通事故で死んじゃったんです。『夫婦橋』のレコード発売前のテスト盤ができた日に…。交通事故は本当に悲惨です。だから皆さんのお力で交通事故をなくしていただきたい。私からもお願いしたいと思います」と話していた。

 ミニコンサート終了後、王子警察署の林正芳署長か交通安全意識の普及に貢献したことに対して感謝状が贈られた。

 歌い終わって三笠は「今日は、何回も泣きそうになりました。こうして歌うことができましたが、レッスンした割には自分の思うような声が出なかったなと思います。これから本格的に頑張らなくちゃいけないなと…。でも皆さんが心から応援してくださったので、それは心から染みました。体に気をつけながら新曲キャンペーンに励んでいきたいなと思っています」と話していた。

続きを表示

2013年9月5日のニュース