音楽プロデューサー佐久間正英氏 末期がんを告白

[ 2013年8月10日 12:02 ]

 音楽プロデューサーの佐久間正英氏(61)が9日、自身のブログで、末期のスキルス胃がんであることを公表した。

 ブログによると、佐久間氏が事実を知ったのは今年4月上旬。「発見段階で医師からはすでに手の施し様はあまりない事を聞き(発見された転移部位の問題もあり)、手術や抗がん剤等積極的なアプローチにはリアリティを感じなかった」ことから丸山ワクチンと漢方による治療を開始。一時は体調が回復したが、7月の検査で転移によるものと思われる脳腫瘍が見つかり、今月3日には肝臓、脾臓への転移も認められたという。

 「思った以上に進行が早かったようだ。早ければ1~2カ月、長くても年内いっぱいもつかどうか。そんな現実が突然リアリティを持って顕われた。いよいよ最終章に入って来たのかもしれない」とつづった佐久間氏。6日には都内で行われたライブイベント「a―nation island アジアプログレス」に参加。本番前に脳の障害から「左腕、手の空間認識がおかしくなる」症状でギターが弾けなくなる状況に陥ったが、ギタリストTAKUYA(41)らのサポートもあって「自分のミュージシャン人生最後になるだろう大舞台」を務めたという。

 14日には脳腫瘍の手術を受けるが「きっと元気に戻って来よう」と思いをつづった。

 佐久間氏は「四人囃子」「プラスチックス」でミュージシャンとして活動。プロデューサーとしてはBOOWY、GLAY、JUDY AND MARYらを手掛けた。

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2013年8月10日のニュース