河内家菊水丸 がん手術乗り越え「三陸海の盆」出演

[ 2013年8月10日 08:02 ]

寄贈する太鼓を披露した河内家菊水丸(前列左)ら

 伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(50)が9日、大阪市内で会見し、東日本大震災後の復興と鎮魂を祈る祭り「第3回三陸海の盆」(11日、岩手県大船渡市)への出演と、太鼓の寄贈を発表した。

 同祭りには毎年出演している。昨年12月に甲状腺乳頭がんの手術を受けたが、「乗り越えて、また元気に行って歌える」と感慨深げ。「失いかけた声を張り上げて、音頭をとってきたい」と語った。

 また、現地に寄贈される大阪の太鼓メーカー「太鼓正」が製作した特大サイズの太鼓も披露された。菊水丸一門だけが使うワインレッド色の塗りが施されており、菊水丸は「目が飛び出るくらい立派なものです。僕らも欲しいくらい」と驚がく。木目も美しい職人技が光る逸品に、「高級国産車が買えるくらいの値段はするはず」と興奮しきりだった。 

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2013年8月10日のニュース