あまちゃん効果、32億円!岩手のシンクタンクが試算

[ 2013年8月10日 15:58 ]

 岩手銀行系のシンクタンク、岩手経済研究所(盛岡市)は、岩手県久慈市などをロケ地にしているNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の岩手県への経済波及効果は32億8400万円に上るとの試算をまとめた。

 今春の大型連休中の観光客数を基に、本年度、久慈市を訪れる観光客数を試算。2011年度の約2倍の68万8千人になると見込んだ。

 これに伴い宿泊費や飲食費、お土産代などの観光消費を20億9600万円と予想。県内の各産業への影響なども加味し、経済波及効果を計32億8400万円とはじき出した。

 同研究所は「『あまちゃん効果』を一過性にせず、県として今後につなげる取り組みが必要」と指摘。久慈市商工観光課の担当者は「大きな金額で驚いている。放送が終わってもこの勢いを維持できるよう(観光客への)おもてなしに努めたい」と話す。

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2013年8月10日のニュース