華原朋美 復興信じ熱唱「こんな私でも乗り越えられたんだ、と伝えられたら」

[ 2013年3月12日 06:00 ]

福魂祭のステージで熱唱する華原朋美

東日本大震災から2年

 歌手華原朋美(38)が11日、福島県郡山市で開かれた復興イベント「福魂祭」に出演した。

 この日歌った韓国男性6人組「超新星」やLGMonkees(28)ら17組の大トリで登場。岩手県陸前高田市、大船渡市の集会所や仮設住宅を訪ねた映像が流れた後に、代表曲「I’m proud」「I BELIEVE」を歌唱した。

 胸に秘めていたのは、自身の元気な姿を見せることで「こんな私でも(困難を)乗り越えられたんだ、と伝えられたら」という思い。地元の書道家が描いた「魂」の巨大文字を背に、自慢の高音を響かせ会場を埋めた約1800人を魅了。「きょうだけじゃなく、大好きな歌をこれからも届けていきます」と力強く誓った。

 震災発生時はフィリピンにいた。薬物依存などによって乱れた心身のバランスを戻すために、父親の下でボランティア活動に従事していた。母国で起きた大災害をテレビで見守ることしかできない日々。「私が元気になったら、歌声を届けに行きたい」。

 その思いが実現したのが先月15日。津波の影響でいまもなおがれきの処理に追われる被災地2カ所は当時、フィリピンのテレビでも映し出された場所だった。同じ「ともみ」という名前の女性ファンが暮らす仮設住宅ではこたつに入ってじっくり話した。寒空の下で、ほぼアカペラで「I’m proud」を歌うと、同じ仮設住宅の子供たちが「応援してるから!」と笑ってくれるのがうれしかった。

 この日の開演前には原発事故で全町民が避難している福島県浪江町の名物「なみえ焼きそば」と地元の食材を使った豚汁をペロリ。地元の人にも積極的に話し掛けた。朋ちゃんの歌と笑顔は復興への活力になったはずだ。

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