“綾瀬はるかの対極”で起用 黒木メイサ「全力で」薙刀の名手熱演

[ 2013年2月12日 14:45 ]

NHK大河ドラマ「八重の桜」クランクイン取材会に劇中の衣装で登場した黒木メイサ

 女優の黒木メイサ(24)が12日、都内で行われたNHK大河ドラマ「八重の桜」(NHK総合、日曜後8・00)クランクイン取材会に出席した。

 綾瀬はるか(27)演じる主人公八重のライバルとなる中野竹子役の黒木は、八重らと対戦する時のように、薙刀(なぎなた)を持ち、着物に袴という劇中衣装で登場。江戸育ちの竹子は道場の師範代を務めるほどの薙刀の名手で、会津では誰よりも強かった八重をも負かしてしまったほど。容姿端麗、文武両道の才女として知られる女性だ。

 黒木は07年のテレビ朝日系ドラマ「白虎隊」でも、竹子をモデルとした役を演じている。「すごく有名な方で素敵な女性を演じるということで、緊張はあった。(竹子は)芯が強く、人としても強い。役を通して学ばせていただくことも多い。全力で演じさせていただいている」と黒木。同作の内藤慎介エグゼクティブ・プロデューサーは「キリッとしていて運動神経があり、綾瀬さんと対極にいる女優さん。綾瀬さんのライバルとして対等に見えないといけないので、全く違う人として彼女が上がった」と話す。

 黒木は2度目ということもあり、薙刀はかなりの腕前だとか。「薙刀の名手ということで、(撮影も)稽古のシーンからやらせてもらった。薙刀は長いですし、重いので振り回されないように、身体の一部として扱えるように稽古した。以前に経験していたこともあり、期間としては1週間ちょっとですが、みっちり指導していただいた。今後も八重さんのいいライバルとして薙刀をやらせていただきたい」。

 竹子の妹の玄孫から番組に激励の手紙が届いたといい、「番組を楽しみしてくださっているということで、気が引き締まる思い。でも、玄孫さんということで、意外とそんなに遠い昔の話じゃないんだなと。中野竹子さんという存在を身近に感じ、責任をもって演じていかないといけないと思った。いろんなことを考えながら演じさせていただいている」と気を引き締めていた。

 黒木は第16回(4月21日放送)から登場する。

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