ＧＬＡＹ　初のアジアツアー「ついにあの約束を果たせる日がやって来た」

初のアジアツアーが決まったＧＬＡＹ

　ロックバンド「ＧＬＡＹ」が初のアジアツアーを敢行する。５月２５日の香港を皮切りに４都市４公演。０１年に海外のファンに「次は僕らが行く番」と約束してから１３年越しの悲願が実現。ボーカルのＴＥＲＵ（４１）は「音楽を通し、心と心がつながる瞬間を共に過ごしましょう」と意欲を燃やしている。

　会場はソウル市内のオリンピックスタジアムなど「各国ともアリーナクラス以上」（関係者）という大規模公演だ。

　このツアーはメンバー４人の悲願だった。ＴＥＲＵが「ついにあの約束を果たせる日がやって来た」と強調する、その約束とは、０１年のライブイベント「ＧＬＡＹ　ＥＸＰＯ」の九州公演での言葉。韓国、香港、台湾などの人気アーティストたちと共演し、アジア各国からもファンが駆けつけた。熱い声援を受けたステージ上でメンバーは「次はあなたたちの国に、街に僕たちが行きます」と言った。それから１２年。「来年のデビュー２０周年へ向かって走り続ける」と位置づけた今年、満を持しての海外ツアーだ。

　ＴＥＲＵは「０１年のＥＸＰＯに参加してくれたアジア各国の皆さんに、やっと会いに行けることができる機会に恵まれ本当にうれしく思います」と感無量の様子。昨年１１月にバンコクでフィルムコンサートが行われるなどアジア諸国でもライブ開催を期待する声が上がっており「皆さんの思いが今回のアジアツアーを実現させてくれた」と感謝した。関係者も「新たな挑戦になる」と張り切っている。

　ＣＤも絶好調だ。２年３カ月ぶりのオリジナルアルバム「ＪＵＳＴＩＣＥ」「ＧＵＩＬＴＹ」が２２日付オリコンチャートで１、２位に初登場。２月２３日から大阪城ホールを皮切りに行うアリーナツアーを経て臨むアジアツアーに向け、メンバーにとって最高のカンフル剤となった。