不適切表現を事前チェック 「芸能★BANG+」の問題受け日テレ

[ 2012年11月26日 21:06 ]

 日本テレビの大久保好男社長は26日の定例記者会見で、番組に不適切な表現などがないかを放送前にチェックする「番組制作向上推進事務局」を、12月1日付で編成局内に設置すると明らかにした。

 現在、バラエティー番組などの制作に直接関わっていない社員らで構成し、専任の事務局員も置く。放送前の番組を見て不適切と感じた場合、編成局長を通じて制作現場に表現の修正などを求めるという。

 バラエティー番組「芸能★BANG+」(7月で打ち切り)の特番で女性タレントとの同居が騒動となった占い師が出演するかのように告知しながら、実際には別の占い師が登場。視聴者から批判が寄せられ、放送倫理・番組向上機構(BPO)も「放送倫理に反した」とする意見書を出していた。

 大久保社長は「『芸能―』の問題を反省し、多角的な視点から番組の中身をチェックして質の向上に努めたい」と話した。

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2012年11月26日のニュース