京都・南座 顔見世の大入り願い「まねき上げ」

[ 2012年11月26日 09:22 ]

京都・南座の「吉例顔見世興行」を前に行われた「まねき上げ」

 古都に年の瀬の訪れを告げる南座(京都市東山区)の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を前に、大入りを願い役者の看板を劇場正面に掲げる「まねき上げ」が26日、行われた。

 看板は長さ180センチ、幅30センチのヒノキ板で54枚。雨が強く降る中、作業員が慎重に看板を掲げると、集まった歌舞伎ファンらが熱心に写真を撮った。

 役者の名前を「勘亭流」という独特の丸みを帯びた太文字で板いっぱいに書き、客席が埋まるようにとの願いを込めている。

 興行は30日~12月26日。市川団十郎が「梶原平三誉石切」を演じるほか、中村勘九郎が襲名披露口上をする。

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2012年11月26日のニュース