玉置浩二がジャズ初挑戦 ケイコ・リーと「最高!」デュエット

[ 2012年11月3日 07:32 ]

ジャズ歌手ケイコ・リー(左)のアルバム「ケイコ・リー・シングス・スーパー・スタンダーズ2」に参加した玉置浩二

 「安全地帯」の玉置浩二(54)が、ジャズに初挑戦した。国内屈指のジャズ歌手ケイコ・リー(47)の新アルバム「ケイコ・リー・シングス・スーパー・スタンダーズ2」(7日発売)にゲスト参加。自ら選んだスタンダードナンバー「スマイル」をデュエットし、「素晴らしい歌ができた」と大満足している。

 玉置とケイコがデュエットした曲は、喜劇王チャールズ・チャプリンが映画「モダン・タイムス」(36年)のために自ら作曲した「スマイル」。後にジャズ歌手ナット・キング・コールが歌い、マイケル・ジャクソンもカバーした名曲を、全編英語詞で歌う。

 選曲は玉置。“たとえ涙が流れてもほほ笑んでいよう”という内容の歌詞が背中を押してくれる曲で、3度の離婚があっても笑顔で生きてきた男らしいセレクトだ。演奏はアコースティックギターのみで、ほとんどアカペラに近いスタイル。情感たっぷりに歌う伸びやかな玉置の声と、ハスキーな低音ボイスのケイコの声がマッチしている。

 デュエットのきっかけは、EXILEのATSUSHI(32)が演出。もともと、ATSUSHIが同作にゲスト参加しており、収録後に食事していた際に、ATSUSHIが玉置を呼んで2人が対面した。

 ケイコと玉置は共通の音楽仲間がおり、互いの公演を見に行くなど面識はあったが、今作で共演予定はなかった。だが、意気投合し、「歌ってくれませんか?」というケイコの直談判に、玉置は「やってみよう」と即答した。収録を終えた玉置は「素晴らしい歌ができました。ケイコさん、最高です」と大満足。

 ATSUSHIは「恋は盲目」と歌う「スモーク・ゲッツ・イン・ユア・アイズ」を、ケイコのピアノ演奏に合わせてデュエットしている。

 ケイコは95年にデビューしたジャズシンガー。ジャズ専門誌「スイング・ジャーナル」の読者人気投票による女性ボーカル部門で、10年の休刊まで13年連続1位を獲得した実力派だ。本作は「私のジャズの感性と世代の違う、日本のポピュラー音楽を引っ張っている方たちの感性をブレンドして化学反応を起こしたい」と男性歌手をゲストに招いた。ほかに「ゴスペラーズ」の村上てつや(41)も参加している。

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