「吉永さんに褒められたかったから」小百合“夫”の言葉に感涙

[ 2012年11月3日 16:39 ]

初日舞台あいさつに登場した前列左から小池栄子、満島ひかり、宮崎あおい、吉永小百合、森山未来、松田龍平、勝地涼、後列左から仲村トオル、柴田恭兵、里見浩太朗、阪本順治監督

 北海道の離島を舞台にした吉永小百合(67)の新作「北のカナリアたち」(阪本順治監督)が封切られ、3日に東京都内の劇場で初日舞台あいさつが行われた。会場には主人公の分校教師を演じた吉永と、森山未来や満島ひかりら教え子役の若手俳優6人のほか、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗らが勢ぞろいした。

 「こんなにすてきなメンバーだけれど、最初はうまくアンサンブルが取れるのかと心配だった」と打ち明けた吉永。「でもその心配は全く当たらなくて。みんなと力を合わせ、心を合わせて作った。本当に幸せなこと」と話すと、夫役の柴田は「きっとみんな、監督より吉永さんに褒められたかったから頑張ったんですよ」と口添え。会場から拍手を送られた吉永は感無量といった様子で目を潤ませた。

 この日は舞台の背景に教室を再現し、それぞれが作品の思い出を表現した言葉を書き込んだ黒板が登場。撮影を担当した「木村大作」と書いた阪本監督は、氷点下20度の中、木村がジーンズのまま海に入ってカメラの位置を指示した逸話を披露。「これで『かいぶつ』と読む。この人は何かに取りつかれている。すごいと思った」と話し、笑いを誘った。

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2012年11月3日のニュース