本田美奈子．さん追悼　松崎しげる「大きな歌声を伝えたい」

「２０１２　ＬＩＶＥ　ＦＯＲ　ＬＩＦＥ『音楽彩』～本田美奈子．メモリアル～」に参加した坂本冬美（左）、松崎しげる

　急性骨髄性白血病のため０５年に他界した歌手本田美奈子．さん（享年３８）を追悼する「２０１２　ＬＩＶＥ　ＦＯＲ　ＬＩＦＥ『音楽彩』～本田美奈子．メモリアル」が３日、東京・日本橋三井ホールで行われ、演歌歌手の坂本冬美（４５）、松崎しげる（６２）、松本伊代（４７）、早見優（４６）らが参加した。

　「音楽彩」は白血病・難病患者支援のチャリティーイベントで、５回目の開催となる。「僕のかわいい妹分。天国の美奈子さんのために大きな歌声を伝えたい」と松崎。昭和４２年生まれの同い年で、プライベートでの親交が深かったという坂本は「日本酒を本当にうれしそうな顔をして飲んでいた」と懐かしんだ。

　川崎麻世（４９）は本田さんと共演したミュージカル「レ・ミゼラブル」（９７年～０１年）のナンバーから「Ｓｔａｒｓ」を熱唱。今回が初参加となるが「ずっと出たかった。今でも美奈子の歌声は心の中で鳴り響いています」と力強く話した。

　視神経低形成により、生まれつき視覚障害というハンデを持つシンガーソングライター佐藤英里（ひらり・１１）も初参加。第７回ゴールド・コンサートにて「アメイジング・グレイス」を熱演し、史上最年少で歌唱・演奏賞、観客賞をダブル受賞し、注目を集めた。「アメイジング・グレイスは私が５歳の時からずっと歌っている曲。本田美奈子さんの追悼のコンサートに出られてうれしく思っています」。イベントの最後にはＡＫＢ４８の高橋みなみ（２１）にマイクを向けられながら、全員で同曲を披露した。