クルーニーらセレブ支援はオバマ氏優勢

[ 2012年11月3日 20:31 ]

 世界的な映画俳優やミュージシャンらも支持する候補を表明し資金集めなどに関与する米大統領選。今回のセレブ(有名人)たちの支援では、オバマ大統領が優勢なようだ。

 オバマ氏が上院議員のころから親交があるという人気俳優のジョージ・クルーニーさんは5月、ロサンゼルスの自宅で資金集めの夕食会を開催。ロバート・ダウニーJr.さんら映画・音楽界のスターがずらりと並び、メディアの話題をさらった。

 出席者150人はそれぞれ4万ドル(約320万円)を払い、抽選で出席する権利が当たる一般からの寄付も募って1500万ドルを集めた。

 映画のスティーブン・スピルバーグ監督は1万ドルをオバマ陣営に寄付。同陣営は歌手ビヨンセさんがデザインしたTシャツを販売するなど、芸能界での幅広い支持を選挙戦に生かしている。

 一方の共和党ロムニー候補の支持者で目立つのは、8月下旬の共和党大会に登場した米映画界の大御所、クリント・イーストウッドさん。

 「映画界は左寄り(リベラル)ばかりじゃない」「うまくやれなかったなら、退場してもらう」。無人の椅子にオバマ氏が座っているように見立てて軽妙な語り口で政権を批判、喝采を浴びた様子は繰り返しテレビ放映された。ロムニー陣営が選挙戦終盤の10月下旬に放映を始めたテレビ広告にもイーストウッドさんが再び登場。アクション俳優チャック・ノリスさんらもロムニー氏支援に回っている。(共同)

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2012年11月3日のニュース