若大将と言えば…加山雄三「海の絵を描いたら負けねぇぞって」

[ 2012年10月19日 14:35 ]

「画業15周年記念 愛のおくり物 加山雄三絵画展」を開催した加山雄三

 画家としても活動する俳優で歌手の加山雄三(75)が画業15周年を記念し、東京の日本橋高島屋で「愛のおくり物 加山雄三絵画展」を18日からスタート。19日に元NHKアナウンサーの宮本隆治(62)、ジャズ・トランペット奏者の日野皓正(69)らを迎えてのミニトークショーやサイン会などを行った。

 15年の創作生活で作品は1500点を超えた。「絵を描いているうちに15年も経ったんですね。昔から好きだったんだけど、非常にありがたいことだなと思う。描けば描くほど難しさが出てくるね」としみじみと語り、感謝の言葉を口にした。

 作品には、加山の代名詞とも言うべき“海”を描いたものなど、自然を描いたものが多い。「だいたい写真が先。写真を撮ってから、それを見ながら描くんだけど、“海の絵を描いたら負けねぇぞ”って気持ちで、いろんな海に行っていい写真を撮っている。自分自身がいいなと思わないと描けないからね。山も好きだけど、自然を見ると心安らぐんだよね。俺の絵を見て、和んでくれたらいいなと思っている」と話した。

 今後は「人物(画)に挑戦してみたい」と話した加山。テレビ朝日系で放送中の「若大将のゆうゆう散歩」では、さまざまな場所を訪れているが、「(番組で訪れた)神社とかの建物にも興味ある。あとは、こんな都会の中に大自然があったり、そういうところも描いてみたい」と意欲満々。

 「かみさんが一番厳しい。富士山を描いたら、お風呂屋さんの絵みたいって言われたり、少女を描いたつもりが、これは熟女と言われたり」と笑顔を見せた加山。離婚が報じられた長女の女優・料理研究家の梓真悠子(36)の2人の子供たちも絵には興味を持っているといい、「2人とも(才能は)まあまあかな。今年の文化祭か何かで出すのに一緒に書いたこともあるよ。すごい絵を描いている」とうれしそうに話した。

 加山は9月に新曲「逍遙歌~そぞろ歩けば~」とベストアルバムを同時発売し、9月30日からは全国21カ所でのツアーを行うなど、音楽活動も精力的に展開中。絵画展は22日まで。

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