ロシア女性バンドのメンバー 欧州人権裁に提訴

[ 2012年10月19日 19:51 ]

 ロシア正教の総本山教会でプーチン大統領を批判するパフォーマンスをし、10日の上訴審で「フーリガン(暴徒)行為」の罪で執行猶予付き有罪判決とされた女性バンド「プッシー・ライオット(子猫の暴動)」メンバーが、判決は不当だとして欧州人権裁判所(フランス・ストラスブール)に提訴した。ロシア紙コメルサントが19日報じた。

 提訴したエカテリーナ・サムツェビッチさんの弁護士は同紙に対し、判決はたとえ執行猶予付きでも、同裁判所の設置根拠となっている欧州人権条約が保障する表現の自由を侵害しているなどと述べた。

 実刑判決を受けた他の2人のメンバーも同裁判所への提訴を準備しているという。ロシアは同条約を批准している。(共同)

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2012年10月19日のニュース